全記録ビデオ:2013.07.28 ワクチントーク全国 in 東京 講演会「子宮頸がん:病気とワクチンの本当の関係 —— 今でしょ! ワクチン総点検」
「子宮頸がんワクチン」は2013年4月「ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン」として予防接種法に入りましたが、副作用が多発し、2013年6月14日の審議会で接種勧奨の一時中止が決まりました。
今回のワクチントークでは「子宮頸がんという病気とワクチン」についてどのように考えたらよいのかを、産婦人科専門医師で、金沢大学附属病院で教壇に立たれ、海外の論文等も研究されている、打出喜義さんのお話をうかがいました。
生後6か月までに定期接種を全部受けると10回、任意接種を入れると15~6回、幼児期に全部を別々に受けると31~2回(インフルエンザワクチンを除く)というあまりにも多くなった予防接種について新しいワクチ ンとこれまでのワクチンも総点検しています。
意見交換の時間をたっぷりとり、ワクチントーク全国と日本消費者連盟がこれまで提出してきた申し入れ書や質問書の中身についても検討し、実際の認定の現場の問題についても報告しています。
講演会は150人の会場が満員になるほどの盛況をいただきました。首都圏以外にお住まいの方や、当日時間がないなどで参加できなかった方々のために、講演会の全記録を収録したビデオ(配付資料付き)を以下に公開いたします。さまざま形でご利用いただければ幸いです。
ビデオ視聴上のご注意:
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- ビデオ画面右下の
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(共同代表・古賀真子)
テーマ1
子宮頸がんという病気とワクチン
講師 金沢大学附属病院産科婦人科医師・講師 打出 喜義さん
配布資料 (pdf: クリックするとダウンロードされます)
ビデオ
子宮頸がんワクチンの中止と被害救済を求め、被害者が要望書提出&ワクチントーク全国集会報告
子宮頸がんワクチンの中止と被害救済を求め、被害者が要望書提出&ワクチントーク全国集会報告
接種後の長期的な痛みやしびれなどを訴える人が出ている子宮頸がんワクチンについて、健康被害を受けたと訴える父母らで作る全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会は8月23日、田村憲久厚生労働相と面会し、要望書を提出しました。
要望書は、子宮頸がんワクチンを定期接種の対象から外すこと、速やかな原因究明と治療法の確立、治療に対する援助などを求めています。
接種後に体に痛みやけいれんが出るなどした14~18歳の女子8人も訪れ、症状や通学が困難な現状などを訴えました。
米国産小麦輸入再開への抗議および質問状
日本消費者連盟は、アメリカで未承認の遺伝子組み換え(GM)小麦が見つかったことを受け、2013年5月末から停止されていたオレゴン州産小麦の輸入再開を農林水産省が同年8月1日、決定したことに対し、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと連名で「アメリカ産小麦輸入再開への抗議および質問状」を農林水産大臣に出しました。
2013年8月2日
農林水産大臣 林芳正様
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
古賀真子
真下俊樹
山浦康明
アメリカ産小麦輸入再開への抗議および質問状
貴省は8月1日、アメリカで開発が禁止されている遺伝子組み換え(GM)小麦が見つかったことを受け本年5月末から停止していたオレゴン州産小麦の輸入のための入札を再開しました。違法なGM小麦が一般の畑で生育していた理由は依然として分かっていない中での今回の輸入再開決定に、遺伝子組み換え作物・食品に疑問や不安を持ち反対している市民団体・消費者団体として強く抗議し撤回を求めるとともに、以下質問いたします。
寄ってらっしゃい 見てらっしゃい!——恒例 7.21 参議院選挙前 政党アンケート 回答一覧

選挙といえば、名前の連呼とポスター写真。でも、ネット選挙で各政党や候補者の政策をより詳しく知ることができるようになりました。じっくり考えて、納得のいく一票を!
2013年7月21日に行なわれる参議院選挙に際して、立候補者を予定している12の政党に政策アンケートを行ないました。
私たちは、憲法改正をどうするか、原子力発電、とりわけ原発再稼動をどうするか、TPP(環太平洋経済連携協定)への日本の参加の是非、この国会で審議されている「食品表示法」とこれから検討される原料原産地表示の拡大、遺伝子組み換え食品の制度改善と食品添加物表示の厳格化について聞きました。
日本の平和憲法のあり方、脱原発をどう実現するかなど、国のあり方や私たちの生存にかかわる重要なテーマです。またアベノミクスとも関連する貿易のあり方はこれからの私たちの生活に深くかかわる問題です。さらに食品表示ルールは消費者が食品を選択する権利を得て食の安全安心を確保するうえで大切な制度です。
昨年の衆議院選挙では自民党のマニュフェストはその後破られてしまい、公約のあり方も問われています。各政党には、この公約を破ることなく政治を進めてもらいたいと思います。
【「消費者リポート」1537号(2013.07.07)より】(共同代表・山浦康明)みなさま、政党の政策をよくみて投票に参加し、まわりの人々にもこのアンケート結果を知らせて投票を呼びかけましょう。